半順送プレス金型とは
- 半順送プレス金型は、一定の精度を保ちつつ、ムダを省いた設計で
コスト低減を可能にする試作金型です。 - 製品開発の過程では、試作品製作に必要とするコストと時間をいかに削減するかが問題となることと思います。製品が複雑になれば、それだけ工程数もかかり、金型代や納期が心配になってきます。
弊社の「半順送プレス金型」(セミ順送プレス金型、semi-progressieプレス金型)は、簡略化した順送金型と後工程単発型を併用する試作工法です。各種コネクタをはじめ、連鎖端子や接点・板バネ製品の小ロット生産に即した造りになっています。
ある程度の強度があり、10000個程度までのロットの生産は可能なので、試作から量産までのつなぎとして活用する事も出来ます。
半順送プレス金型の5つのメリット
- - フレキシブルな対応
- 構造上、分解から加工までの工程を素早く行える様に組み立てているので、急な設計変更やご要望にも臨機応変に対応できるようになっています。
- - 精度を保証
- 簡略化している部分もありますが、金型内のサブガイドポストで上下型を合わせているため、プレスの精度に関する部分はしっかりと保持されています。、そのため、±0.05mm以下の公差に対応が可能になっています。
- - コスト低減
- 半順送プレス金型単体だけでなく、後工程金型も併用するかたちの設計も可能ですので、全体で金型そのもののサイズが大きくなりません。材料費も少なくてすむので、コストを低減する事ができます。
- - 短納期を実現
- 通常の金型に比べてスピーディーに製作を展開する事ができるので、短納期での試作品の納入が可能となっております。
- - リピート生産に即応
- 一定の精度を保つ事ができますので、量産用の金型が出来るまでのつなぎ生産に最適です。製作後にまた改めて発注を頂くなどのリピート生産にも即時対応することができます。
主要なサイズ
最小(mm) | 最大(mm) | ||||
試作品サイズ | 0.5×0.5 | 50×50 | |||
半順送プレス金型サイズ (金型プレートのサイズ) |
80×100 | 200×350 | |||
量産品サイズ | 0.5×0.5 | 100×100 | |||
量産金型サイズ (大セットを除いた金型プレートのサイズ) |
80×100 | 300×500 | |||
プレス能力 | 最大45t |
主要な製品
連鎖端子、接点製品、板バネ、その他自動車関連部品、etc
主要な数量
100個 ~ 3000個(10000個程度までなら対応できます。)